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白斑(尋常性白斑、白なまず)

皮膚の一部が脱色されたように白くなってしまう疾患です。その原因には諸説あり、大きく分けて『自己免疫説』と『神経説』がありますが、詳細は明らかになっておりません。現在分かっている事は、表皮の基底層や毛母に存在するメラノサイトが破壊されるか、機能が停止することによってメラニンをつくれなくなっていることです。 徐々に白斑が広がることも多く、手のひら、足の裏をのぞき、全身どこにでも発症しえます。外来患者様の1~2%をしめる大変ありふれた病気です。うつる病気でもありませんし、白斑があるからと行って健康を害する病気ではありませんが、美容上、社会生活上のストレスの原因となり、気に病む方が多いようです。尋常性白斑は露出部位に発生しやすいこともあり、治療を希望される患者様が後を絶ちません。当院ではそのような患者様のために、最善の治療を提供していきたいと考えております。 いずれの治療も発症して時間がたった病変にはあまり効果がありませんので、早めの受診をお勧めいたします。

分類

汎発型

体の左右に広く見られるタイプで、尋常性白斑の半数以上を占めます。白斑は拡大傾向を示すことが多いです。

分節型

体の左右一方の皮膚分節と呼ばれる、ある神経の支配領域にのみ発症します。通常、活動性がなくなると白斑の拡大は見られなくなるとされています。

限局型

皮膚の一部に限局する白斑で、大部分が汎発型、分節型に移行します。

診断

ときに老人性白斑、脱色素性母斑、炎症後白斑との区別が難しいことがあります。老人性白斑はご高齢の方の四肢を中心に5mm程度の白斑が出現します。多発することがありますが、一つ一つは大きくならず、融合しないのが特徴です。脱色素性母斑は「生まれつきあること」「大きさの変化がないこと」が特徴です。炎症後白斑は湿疹などが治った後一時的に白っぽくなりますが、時間とともに治ってしまいます。

まれなことですが、甲状腺疾患、悪性貧血、糖尿病、胃炎などに併発することがありますので、血液検査を行うことがあります。

治療(保険適応)

日本皮膚科学会のガイドラインでは紫外線療法が16歳以上の患者様では第一選択とされています。これも発症から時間が経つと効果が出にくくなりますので、早めの受診をお勧めします。

ステロイド外用剤

自己免疫反応によってリンパ球がメラノサイトを攻撃し、破壊することが想定されます。そのリンパ球の機能を抑えるため、効果が期待できます。限局型や分節型の初期には有効とされますが、なかなかこの薬だけでの治療は困難と言わざるを得ません。円形脱毛症に使用した場合、比較的見られる副作用は、毛嚢炎(吹き出物)、多毛、皮膚 の菲薄化です。ステロイド外用を中止するといずれも治ります。

塩化カルプロニウム外用

皮膚の血行を良くする働きがあります。局所の血管拡張をさせ、表皮や毛根などにあるメラニン細胞に栄養を行き届かせメラニン細胞を働かせる目的で使用します。しかし、メラノサイトが休止している状態に栄養を送り込んでもメラニン細胞は活性化し難いとも考えられ、やはりこの薬だけでの治療は困難といえます。入浴後ほてっているようなときに使うとすごく汗が出ることがあります。また時にかぶれる方がいらっしゃいます。

光線療法(ナローバンドUVBエキシマライト

紫外線照射によりTリンパ球による過剰な免疫反応が抑制されるため、有効と考えられています。週に2~3回の治療が効果的です。当院では週に1回以上受診できる方にお勧めしております。保険適応の治療の中で最も効果的で奏功率は60%以上とのデータがあります。しかし、年余にわたる治療が必要な場合がほとんどです。

効果があらわれる前に病変部が過度に日焼けをすると、正常部が日焼けで黒くなり、病変部が白いままのためコントラストが大きくなり、一時的ではありますが、病変がかえって目立つ結果になるため、注意が必要です。

治療(保険適応外)

高濃度活性型ビタミンD3外用(VD3) 

(ボンアルファハイ軟膏1日1回投与 薬価1gあたり280.1円、オキサロール軟膏1日2回投与 薬価1gあたり123.20円、ドボネックス軟膏1日2回投与 薬価1gあたり138.20円、マキサカルシトール軟膏「イワキ」、「タカタ」、「PP」1日2回投与 薬価1gあたり80.00円、院外処方せん料755円、診察料などは別途必要です)

尋常性白斑に対するVD3の効果が報告されつつあります。皮膚免疫細胞の正常化作用があるため、効果があるのかもしれませんが、なぜ効くのかははっきりとは分かっていません。1日の使用量に制限がある薬剤です。全身大量に塗らなければステロイド外用薬と比べて副作用が少なく比較的使いやすい薬剤です。

タクロリムス軟膏

(プロトピック軟膏1日2回投与 薬価1gあたり125.4円、タクロリムス軟膏「イワキ」、「タカタ」、「PP」、「NP」1日2回投与 薬価1gあたり79.1円、院外処方せん料755円、診察料などは別途必要です)

ステロイドと同様、皮膚の免疫系の働きを低下させメラニン細胞を攻撃・破壊するのを防ぐ目的使われる。光線療法との併用はできません。ほてり感や刺激感などの副作用があります。

液体窒素圧抵療法

(保険診療の自己負担と同額 3割負担の場合:3ケ所以内630円、4ケ所以上780円、診察料などは別途必要です)

液体窒素を綿球につけ脱毛部分にあてます。軽い痛みがありますが、耐えられないほどではありません。1~2週に1度行います。ナローバンドUVBやエキシマライトがまだないころ割と行っていました。これで治る人もいらっしゃいます。光線が使えない、使いたくない患者様にはよいかもしれません。

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自費診療

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おおしま皮膚科は2008年に静岡県浜松市東区宮竹町で開院した皮膚科医院です。これまでの経験を活かし、地域の皆様方のお役に立つよう努力してまいりたいと思います。皮膚についてのどのような小さなトラブルでも、どうぞお気軽にご相談ください。

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