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男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症(AGA)は、成人男性の30%に見られる現象です。額の生え際と頭頂部の頭髪が細く短くなり、次第に薄くなってしまします。ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンの一つが原因とされますが、そのホルモンに反応して髪の毛が薄くなるかどうかは遺伝が関与しております。

治療(保険適応)

外用剤

塩化カルプロニウム液

5%の塩化カルプロニウムが配合されています。局所血管拡張作用があり、患部に外用液を塗布することで、頭皮の血管を拡張し血液の流れを良くします。その結果、毛乳頭に十分な栄養が行き届き活発化するため、抜け毛防止や発毛促進効果があると考えられています。入浴後ほてっているようなときに使うとすごく汗が出ることがあります。また時にかぶれる方がいらっしゃいます。

内服薬(保険適応外)

フィナステリド、デュタステリド内服

抜け毛の原因物質であるDHTの産生を抑えることで、治療効果を発揮します。どちらの薬剤も5αリダクターゼという酵素を阻害することで男性型脱毛症の原因物質であるDHT産生を抑制します。5αリダクターゼには1型と2型の2種類があり、フィナステリドは5αリダクターゼの2型のみを阻害し、デュタステリドはαリダクターゼの1型と2型の両方を阻害します。なお、前頭部と頭頂部にある5αリダクターゼは2型が主であるとされております。

フィナステリドは日本では万有製薬が2005年に厚生労働省が製造承認を受けました。現在では世界60ヶ国以上で発売され、日本国内では13,000施設を超える医療機関で処方されています。2015年4月よりジェネリック医薬品が日本で認可されました。デュタステリドは2015年9月にグラクソ・スミスクライン社が韓国に次いで2番目に日本で製造承認を取り、2016年6月13日に発売されました。

1日1回決まった時間にフィナステリド1錠またはデュタステリド1カプセルを内服します。(デュタステリドの場合、カプセルの内容物が口腔粘膜を刺激する場合があるので、カプセルは噛んだり開けたりせず服用してください)

フィナステリドの場合、メーカーの報告によりますと
1年後 改善58% 維持40%
3年後 改善78% 維持20%
となっております。もし飲んでいなかった場合、進行している可能性が高いですから、成績は良好です。
デュタステリドの場合、24週間内服後の発毛本数を調べたテストで発毛本数は
 フィナステリド1mg≒デュタステリド0.1mg<デュタステリド0.5mg
デュタステリド0.5mg内服はフィナステリド1mg内服より発毛本数が有意に多い(約1.6倍)という結果でした。
またフィナステリド1mgを6ヶ月以上投与し、効果が不十分であった患者さんに対し、デュタステリド0.5mgを6ヶ月間投与した結果、77.4%の患者さんに対して効果が認められたというデータもあります。

副作用

フィナステリドは比較的安全な薬で、副作用の頻度は4.0%でもっとも多い副作用は性欲減退で1.1%です。それ以外に薬のアレルギー症状や勃起不全、射精障害、乳房肥大、肝機能障害などの報告があります。

デュタステリドの場合、日本人の副作用の頻度は11.7~16.7%で、性欲減退5.8~8.3%、勃起不全5.0~11.7%、射精障害1.7~5.0%です。その他に薬のアレルギー症状、乳房肥大、肝機能障害、頭痛、抑うつ気分、腹部不快感などの報告があります。

いずれの薬剤も性欲減退、勃起不全、射精障害については投与中止後も持続した例が報告されています。

精液への移行について

海外のデータですが、反復内服した際にフィナステリド1mgの場合は、精液への移行は投与量の0.00076%以下と極めて微量です。一方、デュタステリド0.5mgの場合、精液への移行は投与量の最大0.014%という計算になります。またデュタステリドの場合には総精子数、精液量および精子運動率に減少傾向がみられ、総精子数の平均減少率は中止後20週以上回復しないというデータがあります。これだけで受胎能力に関しては判断できませんが、今後、お子様を望まれる方はデュタステリドの内服は避けた方が良いと考えております。

その他

どちらの薬剤も投与された患者で男性乳がんの報告がありますが、どちらの薬剤も男性乳がんの発現との関連性は不明です。

海外で実施された18000例以上の健康男性を対象としたフィナステリド5mg(本邦での頻用投与量の5倍)を7年間投与する試験において、低悪性度の前立腺がんの検出頻度はフィナステリド投与群においてフィナステリドを投与しない群よりも30%低いものの悪性度の高い前立腺がんの検出率が、フィナステリド投与群ではわずかに高かったとするデータがあります。しかし前立腺がんによる死亡リスクに差はありませんでした。また前立腺がん発症の有無にかかわらず両群の男性の15年生存率は同じで、両群で前立腺がんと診断された男性らの10年生存率も同様の結果でした。

一方、前立腺がんを発症する可能性が高い男性を対象とした臨床試験において、デュタステリド0.5mgを服用した男性はデュタステリドを服用しなかった男性と比べて、低悪性度の前立腺がんの検出頻度は下げるものの悪性度の高い前立腺がんの検出頻度が高かったという報告があります。当院ではデュタステリドは前立腺がんを発症する可能性の高い男性に対しての投与は行いません。そのため血液検査を定期的に行っており、血液検査なしでの投薬は致しません。また血液検査の結果がでるまでに数日要しますので、当日の処方はできません。

使用上の注意

1.妊婦が内服すると男子胎児の生殖器官等の発育に異常を起こす恐れがあるため、妊婦には絶対に服用させないでください。小児にも服用させないようにしてください。

2.フィナステリドは錠剤ですが、皮膚から薬剤が吸収されますので、薬が割れた場合、妊婦や妊娠している可能性のある女性、授乳中の女性は触ってはいけませんので、ご注意下さい。割れていなければ触っても大丈夫です。デュタステリドは軟カプセル剤です。こちらも皮膚から薬剤が吸収されますので、女性や小児はカプセルから漏れた薬剤に触れてはいけません。漏れた薬剤に触れてしまった場合には、直ちに石鹸と水で洗ってください。

3.これらの薬は元々前立腺肥大の薬で、前立腺肥大や前立腺がんなどの検診で行う血清前立腺特異抗原(PSA)という血液の検査の値を低下させますので、そのような検査を受ける場合は、検査を受ける施設で、この薬を内服していることを申し出てください。

4.重大な副作用として、フィナステリドの場合、肝機能障害、デュタステリドの場合、肝機能障害、黄疸の記載がありますので、定期的な血液検査をおすすめしております。どの薬でも言えることですが、肝臓が悪い人、悪かった人は診察時に申し出てください。他院や検診などで行われた血液検査の結果をお持ちいただければ、当院での一部の血液検査を省くことができる場合があります。

そのほかの治療選択について

当院ではフィナステリド内服を最もお勧めしております。フィナステリド内服で効果が不十分な場合には外用薬(特にリアップX5:ミノキシジル)との併用またはデュタステリド内服に変更をお勧めしております。他の治療をご希望の方はご相談ください。

フィナステリド先発品 (税抜表示)

プロペシア錠1mg

・初回     28日分(シート)   9,500円 (診察料・薬剤料込み)
・2回目以降  28日分(シート)   8,000円 (診察料・薬剤料込み)
・2回目以降  56日分(シート) 16,000円 (診察料・薬剤料込み)
・2回目以降  84日分(シート) 24,000円 (診察料・薬剤料込み)
・2回目以降  90日分(ボトル) 23,000円 (診察料・薬剤料込み)

フィナステリド後発品(ジェネリック)(税抜表示)

フィナステリド錠1mg「ファイザー」(希望者がなくなれば処方中止予定)

・初回     28日分(シート)   7,700円 (診察料・薬剤料込み)
・2回目以降  28日分(シート)   6,200円 (診察料・薬剤料込み)
・2回目以降  56日分(シート) 12,400円 (診察料・薬剤料込み)
・2回目以降  84日分(シート) 18,600円 (診察料・薬剤料込み)
・2回目以降  90日分(ボトル) 17,250円 (診察料・薬剤料込み)

フィナステリド錠1mg「クラシエ」(新規採用品)

・初回     28日分(シート)   6,850円 (診察料・薬剤料込み)
・2回目以降  28日分(シート)   5,350円 (診察料・薬剤料込み)
・2回目以降  56日分(シート) 10,700円 (診察料・薬剤料込み)
・2回目以降  84日分(シート) 16,050円 (診察料・薬剤料込み)

デュタステリド先発品 (税抜表示)

診察料

・初診料  3,000円(初回)
・再診料  1,000円(2回目以降毎回)

ザガーロカプセル0.5mg

・30日分  8,500円(薬剤料のみ)

血液検査

・肝機能検査          1,850円(毎回必要)
・血清前立腺特異抗原(PSA)  2,570円(3ケ月に1回必要)

ザガーロ(デュタステリド)処方の場合の流れ

1. 初診

*医師の診察・説明の後、血液検査を行います。当日は処方できません。
*料金は初診料 3,000円+肝機能検査 1,850円+PSA 2,570円で合計7,420円(税抜)

検査結果が出るまで3~4日

*医師が検査結果を見て、処方を行います。問題なければ診察・説明はありません。
*料金は30日分の薬剤料 8,500円(税抜)

初回処方の場合、診察料、検査料、薬剤料の合計で15,920円(税抜)     

2. 内服開始1ケ月後

*前回の検査結果の説明をおこない、血液検査を行います。
*料金は再診料 1,000円+肝機能検査 1,850円で合計2,850円(税抜)

検査結果が出るまで2日

*医師が検査結果を見て、処方を行います。問題なければ診察・説明はありません。
*料金は30日分の薬剤料 8,500円(税抜)

内服1ケ月後の処方の場合、診察料、検査料、薬剤料の合計で11,350円(税抜)

3. 内服開始2ケ月後

*前回の検査結果の説明をおこない、血液検査を行います。
*料金は再診料 1,000円+肝機能検査 1,850円で合計2,850円(税抜)

検査結果が出るまで2日

*医師が検査結果を見て、処方を行います。問題なければ診察・説明はありません。
*料金は30日分の薬剤料 8,500円(税抜)

内服2ケ月後の処方の場合、診察料、検査料、薬剤料の合計で11,350円(税抜)

4. 内服開始3ケ月後

*前回の検査結果の説明をおこない、血液検査を行います。
*料金は再診料 1,000円+肝機能検査 1,850円+PSA 2,570円で合計5,420円(税抜)

検査結果が出るまで3~4日

*医師が検査結果を見て、処方を行います。問題なければ診察・説明はありません。
*料金は30日分の薬剤料 8,500円(税抜)

内服1ケ月後の処方の場合、診察料、検査料、薬剤料の合計で13,920円(税抜)

注意

*他院での検査結果をお持ちの場合、検査の一部を省くことができる場合があります。また検査結果によっては処方できない場合がありますのでご承知ください。

治療説明書

同意書もPDFの中に入っております。ダウンロードしてお使いください。

フィナステリドによる男性型脱毛症治療説明書(PDF)
デュタステリドによる男性型脱毛症治療説明書(PDF)

保険診療

自費診療

治療別

保険診療
自費診療
電話でのご予約・お問合わせ
053-468-5577
診療時間
診療終了時刻30分前には来院いただきますようお願いいたします。
時間/曜日
8:30~12:00 - -
15:00~ 18:00 - - -

木・日・祝:休診 土:午前中のみ

診察のご予約は便利な「 インターネット予約」をご利用ください。
スマートフォン・パソコンから、24時間予約が可能です。
※インターネット予約は、再診患者様のみご利用になれます。
※新患の方は直接ご来院ください。

おおしま皮膚科について

おおしま皮膚科は2008年に静岡県浜松市東区宮竹町で開院した皮膚科医院です。これまでの経験を活かし、地域の皆様方のお役に立つよう努力してまいりたいと思います。皮膚についてのどのような小さなトラブルでも、どうぞお気軽にご相談ください。

院長あいさつ・プロフィール

アクセス

静岡県浜松市東区宮竹町92 053-468-5577
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