従来の外用薬(ステロイド、タクロリムスなど)や紫外線療法を行っても症状が治まらない患者さんの中には新しく使えるようになった内服薬(JAK阻害薬)や注射薬(生物学的製剤)による治療を行う方も増えてきました。アトピー性皮膚炎のアレルギー性炎症を起こすIL-4、IL-13のみを抑制する生物学的製剤のデュピルマブを多く使用しております。
これらの内服薬(JAK阻害薬)や注射薬(生物学的製剤)による治療を行うためには事前に検査行う必要のある薬剤もあります。当院では検査できない項目も含まれるため、検査のために他院を受診していただく必要があります。また、これまで他院でこれらの薬剤を使用されていた場合には、投与開始時の施設要件、前治療要件と皮膚の状態のスコアなどが必要となりますので、それらが記載された紹介状がないと処方はできません。必要な期間、当院で従来の外用薬等での治療を行った上で、処方可能かどうか検討することとなりますので、ご承知ください。これまでの治療内容や症状の程度、範囲などによって処方できない場合があります。